第三者Jの小説、始めました

自身の妄想を小説にしてみた

2019-03-09から1日間の記事一覧

カリスーラ暦754年3月20日 エスタの冒険者ギルドはサントリア山脈に近い街の西地区に位置している。 ギルドの建物は街の規模の割にはなかなか立派で大きな建物だ。 何故かと問われれば、ここエスタは魔物が多いサントリア山脈には徒歩で3時間の所に、カンテ…

カリスーラ歴754年3月20日 1時間ほど昼休みを挟んで、再び目的の魔物の探索を開始する。 探索している途中に何回かゴブリンやグリューン・スライムを見つけては準備運動とばかりに交代で討伐していく。 探索を再開してから約3時間、ようやく目的の魔物の痕跡…

カリスーラ歴754年3月20日 「おい、そろそろ起きろミカ。」 父が体を揺すりながら僕を起こす。 空はまだ夜が明けたぐらいで明るくはない。 「んーんんん、まだ夜明けだよ父さん。」 「何を言っている。山に移動する時間を考えたらもうギリギリだ。早く準備し…

カリスーラ歴754年3月19日 夕方 ようやくエスタの街に着いた僕たちは宿を探しに街に中心部に向かった。 中心部には冒険者や行商人、旅の吟遊詩人などが止まるための宿が多く並んでいる。 そのうちの一つである銀とんぼと呼ばれる宿に入っていく。 「いらっし…

カリスーラ歴754年3月19日 さて今日は待ちに待った魔物狩りの日だ。 今日のためにこの約一週間しっかり準備してきたつもりだ。 「ミカ、準備できたか?そろそろ行くぞ」 「分かったよ、父さん。それじゃ行ってくるね母さん、セリア。」 「お父さんがいるから…

カリスーラ暦754年3月11日 僕はミカエル=ファルベン。薬屋の息子だ。 家族は薬屋兼ハンターの父と薬屋の母、そして3歳離れた妹のセリアの四人家族だ。 そんな僕は薬草採集の最中で山に入っている。 これも一人前の薬屋になるための修行の一つだ。 「はあ、…